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zoom RSS 憲法 安倍首相加憲方式提案

<<   作成日時 : 2017/05/08 23:26   >>

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<憲法 安倍首相加憲方式提案>
安倍総理大臣は、東京都内で開かれた憲法改正を目指す市民らの会合に寄せたビデオメッセージの中で、憲法を改正し2020年の施行を目指す意向を表明しました。
安倍総理大臣は「もちろん9条の平和主義の理念は、未来に向けて、しっかりと堅持していかなければならない。そこで『9条1項、2項を残しつつ、自衛隊を明文で書き込む』という考え方は、国民的な議論に値するのだろうと思う」と述べ、戦争の放棄などを定めた憲法9条に、自衛隊に関する条文を追加することを挙げました。 <憲法記念日5月3日15時02分NHKニュースより

とのニュースがあった。どういうことだろうか!? 

−−−−−

問題点を整理してみた。次の3点ほどが考えられる。

1(憲法学説はどうなっているか!?)
管理者Gは大賛成だ。ただしこういうのは、メディアなどによってたかってつぶされるかも知れないので、今後の推移を見守りたい。管理者Gは、”真の護憲派”で、従来の護憲派・改憲派は、”誤憲派”だという立場だ(笑)。現行憲法第9条は、解釈に争いがある。学説では大きく分けて二つある。「2項全面放棄説」と「限定放棄説」がある。前者は、制憲時のGHQと日本政府(吉田首相の制憲議会での答弁)の解釈で、自衛戦争も含むすべての戦争を放棄したので自衛権も有しないとの学説です。後者は、警察予備隊〜自衛隊創設時に採られた解釈で、「自衛権」は、国際法上主権国家固有の権利であり、憲法でも否定されていないという学説です。今の政府の解釈と運用は、前者の「2項全面放棄説」に基づきながらなし崩し的に自衛権を限定的に認めて運用している。つまり現行憲法条文は、解釈が定まっていないのである。

2(護憲派VS改憲派の構図にしない方法!?)
この構図になると日本国にとっても国民にとっても不毛で不幸だ。この構図にならない配慮が必要だと思う。安倍首相の加憲方式なら、第3項に何を規定するか!?になると思う。多くの国民に賛成してもらえるようにするのがよい。今上天皇の譲位(退位)問題が、そのよい例だ。結論から先に述べると、今回の改正は、「自衛権の有無およびその行使」についての解釈の争いをなくし、不毛な議論に終止符を打つ改正にすべきだと。

3(具体的にどのように条文を規定するのか!?)
これが難しい。総論賛成各論反対になりかねない。安倍首相の意図は、第1項と2項をそのままにしての加憲方式(公明党の方式)だから、第3項に何らかの規定を追加すると考えているのだろう。第9条の2ということも考えられるが、第3項追加が常識的だ。管理者Gの提案は、この第3項にゴチャゴチャ書かない。必要最低限のことを書くのがよいと思う。
護憲派といわれる方たちからすれば、自衛権をも否定する解釈からの譲歩になるが、安全保障上の観点から後者の学説を受け入れてもらう。改憲派といわれる方たちからすれば物足りないが、自衛権の行使※を条文に書き込むということで納得してもらう。下記に第3項試案(あくまで試案・タタキ台です)を示したが、”自衛隊”という組織は、自衛権を行使できるということで充分確保できる。具体的に書くと将来自衛隊の名称変更(日本軍・国防軍など)するときに憲法改正手続きが必要になるので困ることになる。

※明文で自衛権の行使を認めても、その範囲の解釈は定まらないという問題点は解決しない。これは、国会で議論してその範囲を決めればよい。今のように憲法典に書かれていない自然権としての自衛権でも、自衛権の範囲については議論があるので、憲法には書き込まないのが、上策だと思う。

−−−−−

改憲試案(第3項はあくまで試案で各自良案を考えられたい)

日本国憲法第9条(戦争の放棄、軍備及び交戦権の否認)
1 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

A案 3 第1項及び第2項は、自衛権の行使を妨げないものとする。
B案 3 第1項及び第2項は、自衛権を行使するための組織を妨げるものではない。
C案(募集中)

関連前記事】<憲法 交戦権は否定されているのか?>

関連外部リンク】<憲法9条の「本当の意味」をそろそろ直視しませんか? 解釈タブーとロマン主義を超えて>ヤフーニュース 現代ビジネス 5/3(水) 13:01配信
国際政治学者・東京外国語大学教授・篠田英朗氏の記事です。上記本文記事は、同氏のこの記事及び過去記事を参照した。

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
改憲・加憲いずれにせよ万が一また菅直人が首相になっても問題ない憲法典にするよう留意してもらいたいものです。
『自衛隊の最高指揮権者は内閣総理大臣とする』などのような加憲だけは勘弁です。

私としては1項も2項も無く、『天皇は日本軍を統帥す。』の一文が理想です(倉山満案)。
軍隊の役割として外国からの攻撃に対して国を守るというものがありますが、もう一つ重要な役割として政府が機能出来ない状態に陥ったときに国家を元の体制に戻すというものがあります。日本の場合、内閣が機能しなくなった時に軍隊を率いる資格があるのは天皇以外に存在しません。
会社員(30)
2017/05/10 06:21
会社員(30)さん、コメントありがとうございます。菅首相は危険でしたね(笑)。「加憲方式」は上書き改憲方式と違い、従来の憲法解釈とその運用を極端に変えないので、国民多数にも受け入れられやすいと思います。政治的には公明党に配慮でしょうか(笑)。

倉山案いいですね。今だって衆議院の解散は、天皇の名でしますからね。内閣と異なり立憲君主である天皇には切れ目がないです(連続性がある)。タイ王国とかそうですね。まさに立憲君主国です。

本文追記)その後いろいろ考えましてB案を追記しました。B案はA案より、国が自衛権を有することと自衛権行使の主体が自衛隊であることが、直截で国民にもわかりやすいと思いました。”できる”ではなく”妨げない”としたのはわかりにくいですが、法令の用例に従いました。微妙に違うようです。
管理者Gくん
2017/05/10 17:46
毎日新聞クッソバカ! ヤフーニュース「改憲発言 9条2項と整合するか」毎日新聞 5/10(水) 21:38配信 https://news.yahoo.co.jp/pickup/6239341 を読んでいただきたい。

第3項で、”自衛権とその行使”を明文で認めた瞬間、自衛権の有無とその行使についての現憲法の解釈上の疑義(本文1)がなくなり、自衛権の行使が正面から認められる。その結果、2項は自衛権の行使に圧縮された戦力(自衛隊)と交戦権は認められる。自衛権の行使以上の戦力不保持と交戦権否認は、第2項のとおり。これぐらいの理屈、高校生でもわかるw
自己レス
2017/05/11 07:45
自民党の下村幹事長代行が、次のような提案をしていた。

<首相改憲案>下村氏「9条の2を」自衛隊明記の別条項 毎日新聞 5/13(土) 0:09配信
「前条(9条)の規定は自衛隊を置くことを妨げるものではない」

第3項加憲ではなく、9条の2加憲という提案だ。これでもいいかなぁーと思う。程度問題だ。ただGは”自衛隊”という具体的名称ではなく、”自衛権を行使するための組織”とすることが望ましいと考えるが、贅沢も言っていられない。

きょう5月13日TBS「報道特集」で、田原総一朗氏が安倍首相から、”限定的であれ集団的自衛権が行使できる法整備ができたので、今の憲法解釈でも一応満足している”との話しを直接聞いたと話していた。首相の真意は、にわかにわからないが推定するに、この憲法の条文改正(加憲方式)ダメで元々と考えているのではないか!?
自己レス
2017/05/13 21:40

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